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世界金融 危機の芽どこに

日経新聞
新興国マネー、1兆ドル流出リスクも

新興国の債券や株式にはこの数年で大量の先進国マネーが流れ込んだ。新興国景気の回復を後押ししてきたが、マネーの流れは市場環境次第で一気に反転するリスクもあり、世界の当局者は警戒を続けている。
米調査会社EPFRによるとこの5年間で新興国に流れた海外の投資マネーは1.1兆ドル(約120兆円)に上る。存在感が大きいのが「パッシブ」と呼ばれるマネーだ。特定の国や債券に集中投資するのではなく「新興国全体」といったテーマに基づき、国の規模に応じて資産を偏りなく配分する運用方法だ。

昨年、国際通貨基金IMF)は世界金融安定報告で、利上げによる米金融政策の正常化が加速するなどして市場が不安定になった場合、新興国から1千億ドル(11兆円強)規模で資金が流出するリスクがあるとの分析を明らかにした。10年前に起きた金融危機にも匹敵する可能性もあるとして警鐘を鳴らした。
ところが今回の 米調査会社EPFRによると、この5年間で新興国に流れた海外の投資マネーは1.1兆ドル(約120兆円)に上るという。このうち、10%にあたる 1千億ドル(11兆円強)規模がすぐにでも流出するリスクがあるというのが 国際通貨基金IMF)の見解なのだろうか?
こういった見積もりは、いつも過小であることは前回の世界金融危機でも明らかだった。
実際、こういった見積もりは金融危機時には意味がなく、例えば我々が行っているFX取引の金額は含まれていない。リアルマネーのほか、レバレッジを効かせた仮想マネーを含めたら、今の見積もり金額など当てにならないものです。
さぁて、この逆流マネーがいつ引き起こされるんでしょうかね。