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トランプ大統領 INF(中距離核戦力)全廃条約の破棄へ




トランプ大統領は、INF(中距離核戦力)全廃条約の破棄について、「米国だけが損するわけにはいかない」と述べて、新しい枠組みの必要性を強調した。トランプ大統領は、「ほかの人たちが守らないのに、われわれが条約を守って規制され、損するわけにはいかない」と述べた。
軍拡を続ける中国がこの条約に縛られずにミサイル開発を進めてきた現状をふまえ、より多くの国が加盟する新しい条約が必要だと強調した。
米国は2日、INF全廃条約の破棄をロシアに正式に通告する予定で、条約は、通告から半年後に失効する。
今後、米国が新たなミサイル開発に踏み切れば、ロシアと中国が対抗策を講じる可能性があり、新たな軍拡競争を招くことが懸念される。
さて、為替相場に影響が及ぶかどうか。

遡ること先月17日、トランプ米大統領は、米国の新ミサイル防衛戦略(MDR)を発表した。極超音速ミサイルの開発、大陸間弾道ミサイルICBM)迎撃用戦闘機発射型ミサイル、宇宙配備型のミサイル迎撃装置など、レーガン元大統領の「スター・ウォーズ」を彷彿させる野心的な防衛システム。
トランプ大統領は「敵対国と同じペースを保つだけでは不十分だ。すべてにおいて上回らなければならない」とし、米国としては宇宙からミサイルを探知して撃墜する手段やレーザー兵器の開発を進め、必要であれば発射前に先制攻撃も排除しないとの考えを明らかにした。
アラスカ州フォート・グリーリーに配備されている、北朝鮮やイランなどからの大陸間弾道ミサイルICBM)を大気圏外で迎撃する地上発射型迎撃ミサイル(GBI)を2023会計年度までに20基増やし、64基体制にする方針を表明した。
私fxdondonが注目するのは、2019会計年度にどのぐらいの国防費を膨らませ、財政赤字をどこまで膨らませるのかです。

そして、ロシアの反応。

読売新聞
【モスクワ=工藤武人】ロシアは、米国のミサイル防衛(MD)網を突破できるとされる大陸間弾道弾(ICBM)などの開発も進めている。プーチン露大統領は2日、2020年の配備を目指すICBM「RS―28 サルマート(別名サタン2)」などを挙げながら兵器開発に取り組む考えを改めて表明し、米国をけん制した。
国防省系の軍事ニュースサイト「週刊ズベズダ」が1月末、「10発ですべての米国民を殺害する能力がある」とのロシア軍事専門家の見解を伝えていた。
ロシアは昨年12月末、マッハ20の極超音速で飛行する新型兵器「アバンガルド」の発射実験に成功したと発表した。プーチン氏は2日、アバンガルドにも言及した。 

いや~、恐い話です。