fxdondon’s blog

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フラッシュクラッシュ後の相場 資源国通貨が堅調

1月3日のフラッシュクラッシュ(資金運用のポ-トフォリオ大規模見直し)後、相場がどのように変化したのか?
AUDのショ-トポジション縮小の動きは、これまでお伝えしてきた通り。GBPもブレグジット悲観が少し和らぎ、ポンドもショ-トポジションの縮小が示されている。
今まで米ドル一強の相場にも、少しづつ変化が観られる。ここまで、資源国通貨を選好する動きのように観えます。

米ドル相場

AUD/USD  フラッシュクラッシュの0.67台を底値に反発。フラッシュクラッシュ後は、カナダドルなど資源国通貨が一気に買われ(買い戻され)た感じです。
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GBP/USD  フラッシュクラッシュの1.23台を底値にして、最近になってポンドが買い戻されているという感じか。
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EUR/USD  フラッシュクラッシュ前の水準より、ユ-ロは下げている。ユーロのロングポジション解消かショ-トポジション拡大の動き。欧州経済の軟調ぶり、そして政治に対する不安が高まっているように思える。
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USD/CAD  フラッシュクラッシュにはまったく変動が観られなかったが、その後はカナダドルが急伸。オージ-やカナダドルなど資源国通貨を選好する筋がロング(あるいはショ-ト解消)を構えた模様。
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USD/JPY  資源貧国の日本円は同じく資源貧国ユーロ同様、軟調な展開。フラッシュクラッシュ前の水準、年初の始値付近に戻されています。
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