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西沙諸島、台湾を巡って偶発リスクは高まっている

ロイター
中国の習近平国家主席は4日に開かれた中央軍事委員会の会議で、中国軍は危機意識を高め、戦闘に向けてあらゆる準備を行う必要があると訴えた。
軍部は安全と発展を確保するために取り組むべきだと強調した。また、新時代に向けた戦略を策定し、戦闘を準備・遂行する責務を担う必要があるとした。
「世界はここ100年間経験することがなかった大きな変革の時期に入っており、中国はなお、発展の戦略的好機という重要期にある」と語った。
その上で、軍部は有事に迅速に対応する体制を整え、共同作戦能力を高め、新たな種類の戦闘力を向上させる必要があるとした。
習氏は2日に、中国には台湾統一のために『武力』を行使する権利があると述べた上で、平和的な「統一」を目指す考えを示している。


ほほぉ、武力を行使しても、台湾を支配下に置きたいようで。
国営兵器メーカー「中国兵器工業集団(Norinco)」のウェブサイトで公開された動画では、大型の爆弾が平原に投下され、巨大な火の玉と黒煙が発生する様子が捉えられている。
国営新華社(Xinhua)通信は2日、ソーシャルメディア上でこの爆弾について初めて伝えた際、「中国版の『すべての爆弾の母』」と表現。核兵器以外では最も強力な爆弾だと説明した。
これを受け、米国軍は7日、中国が軍事拠点化を進める南シナ海の島々の周辺で艦艇を航行させる「航行の自由」作戦を実施し、貿易問題をめぐる米中の次官級協議が北京で行われる中、米太平洋艦隊が動き出した。
横須賀基地に配備されているイージス駆逐艦「マッキャンベル」が7日、中国が実効支配する南シナ海西沙諸島の周辺の海域を航行する「航行の自由」作戦を実施しました。日本政府にも作戦の目的について、中国の一方的な主権の主張や軍事拠点化を認めない姿勢を伝えての出航でしょう。
西沙諸島、台湾を巡って、ますます偶発リスクは高まっている。