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米利回り指標、利下げを示唆-2008年以来初めて

ブルームバーグ
●現物と先物の短期証券の金利差がマイナスに転じる
●過去の金融緩和不安は「たいてい」正しかった-FRBリポート

FRBが経済の健全性を示す最も的確な市場の尺度の一つとして注目する指標が、過去10年余りで初めて金利低下を織り込んでいる。
今後6四半期の米短期証券で示唆されるフォワードレートと現物3カ月物の利回りの差を反映する短期フォワードスプレッドが2日、2008年以降で初めてゼロを下回った。2年物と1年物の利回り差は12月にマイナスとなっている。
短期フォワードスプレッドがこの目安を割り込むのは、「向こう数四半期」内の政策緩和およびリセッション(景気後退)を市場が予想していることを示唆すると、FRBエコノミストらは昨年7月の調査リポートに記していた。
エリック・エングストロム、スティーブン・シャープ両氏は同リポートで、「マイナスとなる場合、市場参加者が金融政策の緩和を期待していることを示唆する。恐らくは、リセッションの脅威あるいは始まりに金融政策当局者が対応すると見込むためだ」と記述。「市場参加者が今後18カ月の金融政策緩和を期待し織り込む際、彼らの不安はたいてい正しいことが証明される」と指摘していた。


ほぉ、もうFRBが金融引き締めから緩和に政策を変えるように、市場は動いていますか。
世界最大のヘッジファンドのブリッジウォーター・アソシエイツが動き出しましたかね?
前の記事で紹介しましたが、ブリッジウォーター・アソシエイツのグレッグ・ジェンセン共同CIOは、中央銀行が再び緩和へ戻るようなコメントをしていました。ただ、まだ米国のGDPだけを観れば、2~3%成長はするでしょうが。

これで、ドル/円の動きも面白くなりそうです。
過小評価されてきた日本円が本来の実質的価値を示すようになるかどうか。