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RBS:準備金1億ポンド、EU離脱巡り「強まる不透明感」に備え

ブルームバーグ
英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)は英国の欧州連合(EU)離脱を巡る強い不透明感に備えて1億ポンド(約143億円)を積んだことを明らかにした。EU離脱に伴う準備金を10-12月(第4四半期)に用意した英銀は同行が初めて。ロス・マキューアン最高経営責任者(CEO)は、離脱交渉が長引く中で大手企業は投資を見送っていると述べた。
マキューアン氏は7-9月(第3四半期)決算発表後の電話会議で、同氏を含む他社のCEOとメイ英首相との先週の会合では離脱交渉について「楽観的な感触」を得たと述べた一方、「市場で一段と強まる不透明感」を反映させるために準備金を用意したと説明した。


他の英国金融会社も、準備金や引当金をどうするのか注目されます。
ハードブレグジットによって、体力のない英国の中小企業は破綻するところもあるでしょうから、銀行も戦々恐々としているかもしれません。
正常債権が灰色債権に変わり、最後は不良債権になる過程は、前回の金融危機時にイヤというほど目の当たりにしてきました。負の連鎖は非常に早く進み、それこそ金融デリバティブがどのように絡んでくるかは予想もつきません。