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欧州の主なニュース

ブルームバーグ
【ロンドン外為】ポンド急落、2年半ぶり安値-合意なき離脱懸念増大

29日の外国為替市場で英ポンドが下落、約2年半ぶり安値に下げた。ジョンソン首相が合意なき欧州連合(EU)離脱へ準備を加速したことが背景にある。10月末の離脱期限まで、わずか3カ月程度しか残されていない。
ポンドは主要10カ国(G10)通貨の全てに対して下落した。ジョンソン首相の側近らは強気で、ジャビド財務相は合意なき離脱に備え、財務省の準備を強化すると発言。ゴーブ国務相(ランカスター公領相)は英日曜紙サンデー・タイムズに、英政府はEUとの話し合いが失敗に終わる「との仮定に基づき動いている」と寄稿した。  

「悪くなる一方」のユーロ圏経済、4-6月成長は0.2%に鈍化か

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は先週、見通しは「悪くなる一方」だと発言したが、本当にどの程度悪いかが今週明らかになる。
4-6月(第2四半期)のユーロ圏域内成長率は恐らく0.2%と、トレンドを下回るペースとなったもよう。域内の景況感調査は貿易摩擦と需要後退に企業が苦戦している詳細な状況を浮き彫りにし、今四半期の回復の望みを失わせるかもしれない。
ダイムラールノーなど製造業企業から弱気の見通しが相次ぐ中で、サービス業が景気を支えるのにも限りがありそうだ。
ブルームバーグエコノミストらはユーロ圏の成長率が第1四半期の0.4%から第2四半期に0.2%へと減速した公算が大きいと予想。第3四半期も弱さが続いてトレンドを割り込み、9月には大規模な金融緩和パッケージが見込まれるとしている。
今週発表される消費者物価指数も、総合、コアともに1%付近の弱いインフレ率を示す見通し。26日公表された長期のインフレ期待も低下していた。

その他
【英国】ジョンソン首相、合意なき離脱巡りスコットランドの保守党代表と会談へ(ロイター)
【英国】ジョンソン首相、ゴーブ国務相に合意なき離脱への対策を指示(BBC)
【英国】トランプ米大統領ブレグジット後の米英貿易は現行規模の最大5倍にも」(BBC)
【英国】EUの合意なき離脱への準備、英国より遅れ=英産業連盟(フィナンシャルタイムズ、ロイター、BBC)
【英国】英国の住宅不動産への投資、昨年は2.5倍に拡大=米不動産サービスのJLL(ブルームバーグ
【英国】仏自動車PSAブレグジットで採算割れならエルズミアポート工場閉鎖も(フィナンシャルタイムズ、AFP、ロイター)
【英国】商業不動産ハマーソン、上半期は赤字転落(フィナンシャルタイムズ)
【ドイツ】ドイツ政府、ドイツ鉄道の鉄道網刷新に860億ユーロ拠出へ(ドイチェ・ウェレ)
【ドイツ】ドイツの航空会社、国内線での市場シェアが56%に低下(ジャーマン・コレクション)
【フランス】トランプ米大統領、仏産ワインへの報復税を示唆=仏のデジタル課税法巡り(BBC)
【フランス】製薬サノフィ、第2四半期は赤字転落(AFP、ロイター)
アイルランド】格安航空ライアンエアー、第1四半期は21%減益(BBC、ブルームバーグ、フィナンシャルタイムズ)
【スペイン】金融バンキア、第2四半期は31.6%減益(ロイター)
【オランダ】ビールのハイネケン、上半期は1.2%減益(ダウ・ジョーンズ
ポルトガル】エネルギーのガルプ・エネルジア、第2四半期は23%減益(ロイター)