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肥大化した中国金融機関

「大き過ぎてつぶせない」金融機関、いわゆるシステム上重要な金融機関(SIFI)の指定に値する規模を持つ企業の数は、大半の国ではほんの一握りだが、中国はこれに当てはまらない。
10年にわたる与信の急拡大や規制緩和を受けて、40兆ドル(約4500兆円)規模の中国金融システムには巨大金融機関がひしめいている。拡大し続け、複雑さを増しているのは大手に限らず、以前はよく知られていなかった企業の規模も世界的に見て大きくなっている。
ブルームバーグの集計データによれば、資産規模で世界4位までの銀行はいずれも中国系だ。中国工商銀行だけで4兆1000億ドルに上る。10年前なら中国国外ではあまり知られていなかった中国平安保険(集団)でさえ資産はウォーレン・バフェット氏の米バークシャー・ハサウェイを45%上回る。
中国当局が神経質になるのも無理はない。事情に詳しい複数の関係者によると、中国は今後、SIFIと見なす金融機関の数を増やす方針だ。指定を受ければ追加の資本要件を満たす必要がある。中国人民銀行中央銀行)を中心とする監督当局はまず、同国の大手銀行と保険会社、証券会社50社以上をSIFI候補として選ぶ考えだと非公開情報だとして匿名を条件に関係者が話した。(ブルームバーグ

もう騒ぎ出しても遅い。成るようにしか成らない、それが現実。
国家ぐるみでゾンビ金融機関を抱え込めば、国家そのものが破綻する。
もともと、中国の金融機関はすべて政府系(共産党)企業。かつてのソ連、ロシアのデフォルトを思い起こさせる。
ソ連は大体70年で体制崩壊中国共産党もそろそろ70年を迎える。