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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

ポンド急伸

ポンド急伸

バルニエEU首席交渉官による「6-8週間でのブレグジット合意が現実的」との発言が伝わったことからポンドが急伸。ポンドドルは1.3051付近まで、ポンド円が145円超え。
まだ、ポンド/ドルはポジションがないが、ポンド/円とポンド/オージーは含み損、ポンド/カナダは含み益が縮小。
今のポジションはそのままに、新規ポンド売りは様子見に。

さて、気になるニュースから。

ニュージーランド中央銀行「物価の安定」と「雇用の最大化」を図る

ウェリントン 10日 ロイター] - ニュージーランド財務省は10日、中央銀行法見直しの第2段階について11月から協議を開始すると発表した。2019年にさらに2ラウンドの協議を実施する方針。
2段階から成る中銀法見直しの第2段階では、中銀(ニュージーランド準備銀行)のガバナンスや意思決定のほか、金融機関の監督機関としての役割やマクロプルーデンシャル政策について検討する。
ニュージーランド政府は今年、第1段階の見直しを踏まえ、中銀の責務として「物価の安定」に加えて「雇用の最大化」も含めることを盛り込んだ中銀改革法案を議会に提出した。
労働党主導の連立政権は、金融政策に雇用の最大化を盛り込むという選挙公約を実行する形で2017年終盤から中銀法の見直しに着手した。
中銀はすでに、金融政策運営において雇用への注目度を高めている。

中央銀行による 「物価の安定」と「雇用の最大化」を図るようで。
FRBもそのような感じですが、雇用については、金融政策では大した貢献もできないと思いますが。
要は、金融政策に雇用関連の指標などを今以上に重視することになると思っておけばいいでしょう。

スウェーデンの総選挙は、いずれの政党も過半数を獲得できなかったため、今後、連立協議が行われます。しかし、反移民を掲げて支持を伸ばした右派政党が首相の退陣にむけた圧力を強めていて、新たな政権の枠組みが固まるまでには、なお時間がかかる見通しです。
スウェーデンの総選挙は、中道左派の与党「社会民主労働党」が101議席中道右派の「穏健党」が70議席、反移民を掲げる右派の「スウェーデン民主党」が62議席を獲得しました。
単独で過半数を獲得した政党はなく、今後、連立協議が行われますが、与党を中心とする中道の左派連合の議席は144、中道右派の4党が143と勢力がきっ抗しています。
与党を率いるロベーン首相は9日夜、辞任を否定したうえで、従来の連立の枠組みにこだわるべきではないと主張し、ネオナチに源流を持つ「スウェーデン民主党」以外の野党にも協力を求めて政権を発足させたいという意向を示しました。地元のメディアは、12日に行われる在外投票の開票の結果によっては、与党がさらに窮地に陥る可能性もあると伝えています。
さらに、民主党のオーケソン党首は、ロベーン首相を退陣に追い込むために第2党の「穏健党」に連携を呼びかけるなど圧力を強めており、新たな政権の枠組みが固まるまでには、なお時間がかかる見通しです。

政治的に、スウェーデンもゴタゴタが続きそうです。