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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

チャイナ ナウ

中国人民銀行中央銀行)は23日、中期貸出制度(MLF)を通じた大規模な資金供給を行った。MLF資金の単一供給としては過去最大で、期間1年の資金を5020億元(約8兆2400億円)供給した。
景気失速懸念から金融緩和に向かう動きに変わった。また、人民銀が資金供給と引き換えに市中銀行に低格付け社債への投資を促し、ゾンビ企業の連鎖倒産を防ぐよう対策している。

●24日の人民元相場は対ドルで続落し、通常取引の終値が1ドル=6.8100元と、約1年1カ月ぶりの元安ドル高水準。
米中貿易摩擦への懸念と金融緩和政策の拡大によって、人民元安が止まらない。

●中国工業情報省(工情省)によると、18年上半期(1~6月)の造船竣工量は前年同期比28.9%減の1,886万トンだった。

●中国工業情報省の黄利斌報道官は、米中貿易摩擦が中国の輸出産業に一定程度の打撃を与えるとの見方を示し「影響を注意深く見守る」と述べた。ただ中国企業の競争力が増しているため産業全体への影響は限定的と自信ものぞかせた。

●中国国務院(中央政府)弁公庁は23日、穀類など政策性食糧の備蓄状況について、全国範囲で調査を行うと発表した。米中貿易摩擦が激しさを増し米国産農作物に高関税を課さざるをえない中、中国国内の食糧備蓄状況を洗い直す目的もあるとみられる。
米国の兵糧攻めは激しさを増す。