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英中央銀行のカーニー総裁 「EU離脱の結果次第で利下げも」

英国の企業投資指標は、民間企業によって行われる設備投資のインフレ調整後の総額の増減を測定する。この測定値は3万2,000の実例の合計を調査してまとめられる。
その企業投資 (前期比) (Q1)は、 
結果-0.2% 市場予想+0.2% 

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前四半期(17年Q4)の+0.3%から、今期は-0.2%にまで減少したというのにGDPに影響しない?
まぁ、中国の経済指標のように、真実はどうであれ公表された結果がすべて。

ブル-ムバ-グ

◆EU離脱の結果次第で政策の道筋は変わり得る
◆無秩序な移行となった場合は利下げの可能性
 
イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は24日、金融政策の道筋を示す自身のフォワドガイダンスはしばしば批判されるものの、英国の欧州連合(EU)離脱が正念場を迎えつつあることから、その重要性はかつてなく増していると述べた。
カーニー総裁はロンドンでの講演で、自分が同中銀でどのような行動を取ってきたかを振り返り、そのやり方がうまく機能する理由を説明した。
同総裁は英国のEU離脱の結果次第で変わり得る政策の道筋を幾つか説明。無秩序な移行となった場合は、英中銀の金融政策委員会(MPC)は、EU離脱を巡る国民投票を実施した後と同様に、成長とインフレという「二律背反」に恐らく対処せざるを得なくなる。国民投票後は、利下げを実施し、量的緩和(QE)を再開した。


『EU離脱の結果次第で政策の道筋は変わり、無秩序な移行となった場合は利下げの可能性もある』、ですか。
カ-ニ-さんの考えと、私fxdondonの考えは、まさに一致してますね。
個人的には、すでにハ-ドブレグジットを想定してます。EUからの造反者英国に対して、英国のわがまま身勝手をEUが素直に受け入れるわけがありません。イタリアが反EU政権となり、英国がスンナリEUから好条件で離脱できたという前例を作るわけにはいかないのです。
しかし、英国にとってのEU離脱問題は貿易関税などのビジネスのことは所詮チンケなことで、注目はイギリス連邦の内部分裂、スコットランドイギリス連邦から離脱、独立する動きにあります。時期は未定ですが、再度スコットランドではイギリス連邦からの離脱、独立を問う国民投票が行われます。
このブログではブレグジットの様々なリスクを紹介してきましたが、今でも世間一般は楽観的過ぎます。だからこそ、ポンドショ-ト派には、たまらないのですが。