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日銀による上場投資信託(ETF)の買いはいつ終わる?

日経新聞

「市場への悪影響をできるだけ抑えられる縮小策を考えろ」。上場投資信託ETF)の残高が急ピッチで膨らむ様子に不安を募らせた日銀幹部は2017年中ごろ部下に内々に指示を出した。
物価上昇を目指し、日銀は年に6兆円の規模でETFを買い進める。金融政策の判断には「効果と副作用の比較考量が常に必要」(雨宮正佳副総裁)だ。5年前、株価は今の半分程度の水準で日銀のETF保有額は2兆円と今の1割以下だった。
だが、緩和は五年に及び、その副作用が懸念される。

まぁ、日銀による異次元金融緩和も、いつかは終わる時が来る。
FTF購入の取りやめは、株価下落を誘うことは明らかで、すでにゴールドマンサックスあたりは大量の空売りを仕掛けていることは、先日のブログ記事で紹介した通り。
今度は、株価下落で日銀保有のFTFが多額の含み損を抱えるようになると、その対処にも大きな苦労がある。マスコミがそれについて大騒ぎすればするほど、株価下落はどんどんきつくなるものです。

そもそも、日銀が 上場投資信託ETF)を購入すること自体、私fxdondonから言わせれば正気の沙汰とは思えない。ヘッジファンドじゃあるまいし、中央銀行がそんなリスク資産を大量に保有する行為に呆れてしまいます。
外資系金融、ヘッジファンドは日銀のFTF購入の取りやめのニュースを今か今かと待っている。そのニュースが飛び込んできたら、一気に現物株売りと空売り攻勢に打って出ることは、わかりきっていることです。
政府や中央銀行の高官は、今の株式相場はバブルではないと言い張るだろうが、私fxdondonから言わせればバブルそのものです。バブル=超過大評価の株価 だったかどうかは、この先にわかることです。