fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

米4-6月期GDP▼24%、失業率最悪30%へ

今回の危機が、かつての危機とは次元が違うという説明は、もう必要ないでしょう。
先ほどの記事で、ゴ-ルドマンサックスが米4-6月期のGDPを前期▼24%と試算。まだ4月の実績すらわかっていない状況での試算なので、もう少し時間の経過で、▼20%とか▼30%にブレるのでしょうが。
また、米セントルイス連邦準備銀行のブラード総裁は22日、米国の失業率が4~6月期に30%にまで悪化する可能性があるとの見方を明らかにした。ニューヨーク州などが感染拡大を防ぐために外出制限措置を発動。多くの店舗が休業し、解雇の動きが相次いでいることは、ニュ-ヨ-クタイムズなどメディアも報じている。
しかし、今はまだ『危機』の始まりに過ぎない。感染拡大はまだ続いている。新型コロナウィルスの感染で、致死率はさほど高くはない。恐れているのは、その感染力のすさまじさにある。
モノが売れない、だから生産できない、生産するにも従業員が出勤しない、モノを運ぶ運転手もいない、これじゃ、GDP▼24%どころか試算するのも困難でしょう。

企業においても、昨年末までは優良企業だったところが、わずか数ヶ月でジャンク企業へ転落、最悪は倒産へというケ-スもあるでしょう。これじゃ、銀行も一気に不良債権を抱え込むことになり、あっという間に金融危機へ発展してしまう。
いや~、今回の危機は、とにかくスピ-ドが早そうです。株価下落のスピ-ド、原油価格下落のスピ-ドといい、直下型大不況と言えそうです。
新型コロナウィルス感染拡大のピ-クが4-6月期で治まれば、その後は少しづつ回復へのメドも立つが、半年以上ともなれば資金繰りがつかず連鎖倒産が相次ぐものと思われる。
このようなスト-リ-が現実に起きるとすれば、GBP/USD、GBP/JPY、GBP/CHFと、迷うことなくポンドを売り持ちにさえすれば、今回の『ニ-マルショック』で勝ち組となれるでしょう。
おっと、投資は自己判断、自己責任でお願いします(笑)

 

ちなみに、IMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(3月17日までの週
)から。
英ポンド
ロング    56,575
ショート   37,935
ネット         18,640

現在、米ドルに対してポンドが買い持ちになってる。まだまだ下げシロが大きいということですね。これは朗報。