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英企業の新規採用需要 まったく無し

ロイター
英求人雇用連盟(REC)と会計事務所KPMGが7日公表した月次調査によると、英企業の新規採用需要が、4月に約22年の統計史上最大の落ち込みを示した。新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン(封鎖)で経済活動が大幅に鈍化した。
これを含め、一連の指標は、新型コロナ対策で全土の企業が閉鎖を余儀なくされ、経済が歴史的な崩壊状態にあることを示している。
最近ロイターが実施したエコノミスト調査では、英経済が4─6月期に13%前後縮小すると予想されている。
KPMGのジェームズ・スチュアート副会長は「新型コロナは英労働市場に壊滅的打撃をもたらし続け、求人が記録的な減少幅を示し、採用計画は凍結されるだろう」と述べた。

英国  ことしのGDP 前年比14%減少の見通し

イギリスの中央銀行であるイングランド銀行は、新型コロナウイルスの影響でイギリスのことしのGDP=国内総生産が、前年に比べて14%減少するという見通しを明らかにし、必要に応じてさらなる金融緩和を進める姿勢を示しました。
イングランド銀行は7日、前日まで開いた定例の会合の結果、政策金利を過去最低の0.1%のまま据え置くとともに、国債などを買い入れて市場に大量の資金を供給する量的緩和策を6450億ポンド、日本円でおよそ85兆円の規模で維持することを決めました。
イングランド銀行はことし3月、2度にわたって緊急利下げを実施し、その後、金融市場が落ち着きを見せていることから、現在の金融政策の効果を見極めることにしました。
一方で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の停滞による消費や企業の投資の大幅な減少や、失業率の急激な上昇などが見込まれるとして、イギリスのことしのGDPは、前年に比べて14%減少するという見通しを明らかにしました。
そのうえで、必要に応じてさらなる金融緩和策をとる用意があることを強調しました。