fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

結果論でしか語れない相場 fxdondon的考察

USD/JPYとEUR/USDの『往って来い』相場。

資源国通貨+ポンドの『売り浴びせ』相場。

私fxdondonなりに、ここまでの相場の動きを観察し、結果論でしか語れない推測を。

一言では、大口投機筋(おそらく連合)の『為替ゲ-ム』だった。今回の『為替ゲ-ム』で、ここまで大きく相場を動かせる資金はどこから得たのか?もちろん、株の売却資金が原資となっている。

為替相場で、USD/JPYとEUR/USDの動きを観ると往って来い相場。株式相場は往って来いではなく売り切り。コロナウィルスによる世界経済の悪影響は誰の目から観ても明らかであり、目の肥えた投機筋にとってコロナウィルスは『株式ゲ-ム』を終わらせる好機だった。おそらく、この先も株価が往って来い(前回つけた最高値)になることはないでしょう。

世界の三大メジャ-通貨は、米ドル、ユ-ロ、円。結局、この3通貨は1つのグル-プとして、株券・債券・銀行券の相場を動かしながらもグル-プ外(米国、欧州、日本以外)に資金流出することはなかった。

一方、三大メジャ-通貨圏外の資源国通貨+ポンドは、三大メジャ-通貨圏への資金流出が顕著に。たとえば、今回相場を動かした大口投機筋は、英株や豪株を売って英債や豪債へは資金移動はせず、三大メジャ-通貨に換金したり三大メジャ-国債へ資金移動させた。いわゆるレパトリです。株も売り切り、通貨も売り切り、加えて投機的空売りも増えた、ということでしょうか。

補足ですが、英国がEUから離脱しなければ、ポンドは三大メジャ-通貨+oneの仲間でいられたのでしょうが、EU離脱はハイリスク通貨の仲間入りとなったわけです。今でも私fxdondonは思います、「愚かな選択をしたもの」だと。

結局、株式相場はゲ-ムオーバ-。債券はハイリスク債券からローリスク債券への資金移動でゲ-ムは続行中、通貨も同様、ハイリスク通貨からローリスク通貨への資金移動でゲ-ムは続行中。

まぁ、このような相場の動きは、結果論でしか語れませんよね(苦笑)

今回の相場の動きの中で、負け組と勝ち組に大きく振るい分けらたんでしょうね。私fxdondonは勝ち組でホッとしてます。何はともあれ、ニ-マルショックの予想的中が勝ち組でいられた最大の要因です。

 

USD/JPY

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EUR/USD

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AUD/USD

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GBP/USD

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