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円「瞬騰」 自動損切りの引き金

日経新聞
3日の外国為替市場で、円相場に異変が起きた。わずか1分で1米ドルに対して4円も上がり、1ドル=104円台と約9カ月ぶりの円高・ドル安水準になったのだ。年初の薄商いで為替が動くことはよくあるが、急騰を招いたのは個人と人工知能(AI)。円安に安住した個人投資家が狙われ、それを見たAIが損切りに動いて異変に拍車をかけた。

という記事がある。
確かに、 円急騰を招いたのは個人と人工知能(AI)による影響もあるでしょうが、そもそもの発端は大きな資金運用を手掛ける筋の資金運用見直し、ポートフォリオでの資金配分の見直しだと思っています。
これから、株式のロングショート比率、通貨や債券も含めて、投機的に大きな変動があることに気をつけるべきでしょう。
例えばですが、米ドル建て資産を100億ドル保有していた資金運用会社が50億ドルへ配分を減らすといった場合、単純に50億ドルだけを売るのではなく、全100億ドルをすべて売ってから50億ドルを買い戻すというケースです。
それが今回のケースに当てはまるのではないかと、個人的には思っています。とにかく、持高調整によるボラの高まりには十分注意すべきです。
おそらく、ハイレバレッジでトレードしているFXトレーダーは、大きな波の「往ってこい」相場で退場者が続出するでしょう。