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イラン、中国、ロシアの海軍による合同軍事演習

中東のホルムズ海峡につながるオマーン湾などで、イラン、中国、ロシアの海軍による合同軍事演習が始まりました。周辺の海域でイランへの圧力を強めるアメリカをけん制するねらいがあるものとみられます。
イランの国営メディアによりますと、27日、エネルギー輸送の要衝 ホルムズ海峡につながるオマーン湾やインド洋北部で、イラン、中国、ロシアの海軍による合同軍事演習が始まりました。
軍事演習は4日間にわたり、海賊やテロへの対応のほか、海難救助などの訓練を行うということです。
これについてイラン海軍の幹部は「演習はイランが孤立していないことを表している」と述べ、中国・ロシアとの友好関係を強調しています。
イランと対立するアメリカのトランプ政権は、イギリス、オーストラリア、サウジアラビアなどと有志連合を結成し、ホルムズ海峡やオマーン湾などで船舶の安全確保のためとして監視活動を始めています。
イランとしては、中国やロシアと連携することでアメリカ側をけん制するねらいがあるものとみられます。
日本政府は米国主導の有志連合には参加せず、日本独自の取り組みとしてオマーン湾などに自衛隊護衛艦と哨戒機を派遣することを27日の閣議で決定しています。