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FRB 当面、金利を据え置く方針?

FRB連邦準備制度理事会のパウエル議長は、議会の公聴会で「景気が想定どおりに推移すれば、今の金融政策が適切だ」と述べ、3回連続で行ってきた利下げをいったん休止し、当面、金利を据え置く方針を示唆しました。
米国経済について、歴史的な低い水準にある失業率が賃金上昇にもつながっているうえ、低金利の環境によって住宅投資が持ち直しているなどとして、景気の先行きも好ましい状況にあるという認識を示しました。
そのうえでパウエル議長は、「景気が緩やかな成長を続けるという想定のに推移すれば、今の金融政策が適切だ」と述べました。
これは、景気が減速しないように先月まで予防的に3回連続で行ってきた利下げをいったん休止し、当面、金利を据え置く方針を示唆したものです。
パウエル議長は、米中貿易摩擦の行方にはリスクがあるとして「変調が見えれば適切に対処する」と述べましたが、市場関係者の間では、来月10日から開かれるFRBの会合で政策金利の据え置きを決めるという見方が広がっています。

 

しかし、米中通商交渉は雲行きが怪しい報道もある。

ロイター
米中通商交渉が農産物購入を巡り「暗礁に乗り上げた」と、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が13日、関係筋の情報として報じた。
WSJによると、中国側は米国を一方的に優先する合意は望んでいないとの立場を明示。中国高官は「状況が悪化すれば、中国はいつでも(米農産品の)購入を停止できる」と述べた。