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ドイツがブレグジットに終止符を打つ?

英国の離脱延期を「EUは認めるべきでない」、5カ国で50%超

9日付仏紙ルモンドが掲載した欧州連合(EU)6カ国世論調査によると、英国の離脱延期を「EUは認めるべきでない」とする意見が5カ国で50%を超えた。
調査は独仏、スペイン、アイルランドポーランド、オランダで行われた。英国のEU離脱は10月31日が期限で、延期を「認めるべきでない」とする意見はドイツが最多で66%だった。フランスとスペインの両国で57%、アイルランドで56%。唯一半数を下回ったのはオランダで、47%だった。
一方、英国のEU離脱は「良くない」とする意見でもドイツが最多で74%。2位で英国に隣接するアイルランドの73%を上回った。最低はフランスの40%だった。
同紙は「英国のEU離脱をめぐる混乱で、うんざりする気分が広がっている」と分析した。調査は、同紙の依頼で、英国の調査会社カンターが9月末に各国で実施した。

 

まぁ、当然か。
それも、EU基軸国ドイツで離脱延期を認めないとする考えが強い。
ドイツ産業連盟(BDI)は9月18日、英国が明確なプランを提示せずに欧州連合EU)に離脱延期を要請した場合、EUは延期を認めるべきではないとの見解を示している。もはやドイツ産業にとって、ブレグジットの不透明感は迷惑との判断による。

いよいよ、ブレグジットも大詰め。
ブレグジットに関して、おそらく一般的に考えられているポンド/円の予想を採りあげる。

●マネースクエア 市場調査室 チーフエコノミスト ポンド/円相場予想
合意なき離脱の場合は、直後にポンドが10~15%下落するとの見方もあります。2011年の欧州債務危機のさなかにつけた1ポンド=116.84円の最安値を更新するのは簡単かもしれません。
離脱の撤回となれば、ポンドは大幅に上昇しそうです。2016年の国民投票前の水準である1ポンド=160円以上をつける可能性すらありそうです。
今後、ブレグジットがどんな展開となるのか、大変興味深いところです。

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