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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

HPやデル、中国からパソコン生産移管

日経新聞
重慶=多部田俊輔、香港=劉穎】HPやデルなど米パソコン大手が中国でのノートパソコン生産の最大3割を東南アジアなどに移管する検討に入った。アマゾン・ドット・コムマイクロソフトタブレットやゲーム機などの生産拠点分散を取引先と協議している。トランプ米政権は対中制裁関税「第4弾」の発動見送りを決めたが、貿易戦争長期化を懸念する世界の大手メーカーに中国での集中生産を見直す動きが広がっている。

英国のEU離脱で企業が国外へ移転移管するのと同様、米中貿易戦争で中国から国外へ逃げる企業も増えてきました。
こういった記事を見て、その事象だけを知るだけでは不十分ですよ。そのことは中国の雇用が失われることを意味していますし、 HPやデルの中国工場の関連会社や下請け企業も仕事を失うということです。さらに、物流関係も仕事が減ることにつながります。
たった一つの会社や工場がなくなることは、その関係関連の会社も影響が及ぶということです。

さて、中国の格付けが据え置かれたとのニュース。

ロイター
ムーディーズは4日、中国の格付け「A1」を据え置いた。見通しは「安定的」。ムーディーズは、中国には経済全体のレバレッジの高まりを抑制し、公的セクター支援や金融の安定維持のためのリソースを動員する財政・政策手段があると指摘した。
ムーディーズは声明で「(中国の)巨大な財政と外貨準備、および政府が経済の一部と金融システムをコントロールしていることは、金融の安定を巡るリスクを抑制するための手段に有効性をもたらしている」とした。
また、通商を巡る米国との緊張関係は続くとの見方を示した。

いいんですかね、そんなに中国を過大評価して(苦笑)