円のブル相場確認
日本円のブル相場(上昇相場)。
大局的には2022年まで続くものと、個人的には観ています。
いち早く、円の上昇のブル相場が確認されたのが、NZ/円でした。
2017年10月以降、上下動を繰り返しながら円の上昇相場が確立されています。今回のキウイ下落は、キウイに高金利の魅力が薄れたこともあり、谷底はけっこう深いものとなるように思えます。
続いて、ユ-ロ。ポンドも同様ですが。
2018年2月以降、ユ-ロ下落、円上昇が緩やかに進んでいます。
ユ-ロの谷底はNZほど深いものとはならないと思えますが、EU内の不協和で最悪ユ-ロ危機という事態のリスクがあります。そうなった場合、ユ-ロの谷底はかなり深いものとなるのでしょう。
そして、ドル/円。
最後まで円のブル相場を拒んだのがドルでした。結果論ですが、今年の年初に起きたフラッシュクラッシュは、ついに米国が利下げに転じるという市場の動きが理由で引き起こされました。
ヘッジファンドのいくつかで、将来のドル危機を予想しているところがあります。ドル危機とユ-ロ危機の並立が最も危険な状態になります。それは、円一強のハ-ドブル相場となる可能性があります。