fxdondon’s blog

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わずか1ヶ月の間でNZ経済に何が起きた?

NZの金融政策について、2月の声明と3月の声明でわずか1ヶ月の経過でト-ンがだいぶ様変わりしました。
2月時点では、政策金利はしばらく据え置かれ、2年後に利上げ見通しだった。
それが3月になると、利下げの可能性が高いとの見通しに変わり、今後の利上げ見通しについては触れなかった。
わずか1ヶ月の間で、NZ経済に大きな変化があったとしか思えません。
エコノミストの間では、雇用市場が予想よりも低速化しているとの見方が広がっている。若年失業者が急増し、雇用率は前期から0.4ポイント悪化の67.8%となり、労働参加率は前期比0.1ポイント悪化の70.9%だった。
いったい何が起きているんでしょうかね?

[2019-02-13]
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレートを1.75%に据え置くことを発表した。据え置きは市場予想通りの結果。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)声明
「次回の利上げ見通しは2021年初まで先送り」
政策金利は、2019年から2020年まで現行水準に据え置く見通し」
オアNZ準備銀行(RBNZ)総裁
金利引き下げの可能性は高まっていない」
金利についてのリスクは均衡している」
「インフレ期待はしっかりとつなぎとめられている」

[2019-03-27]
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)声明
「見通しのリスクバランスは下方にシフト」
「次の金利動向は引き下げの可能性がより高い」
「持続可能な雇用を最大化し、低く安定的なインフレを維持するためにかなりの期間にわたって政策金利を拡張的なレベルで維持するだろう」
「住宅市場や設備投資の弱さから2018年の国内成長は減速した」