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NZドル 運命の5月8日

去る2019年3月27日の記事から。

ロイター
ニュージーランド準備銀行(中央銀行)は27日、政策金利のオフィシャルキャッシュレート(OCR)を過去最低の1.75%に据え置くことを決定した。また、景気見通しの下振れリスクが増したため、次の政策変更は利下げの可能性が高いとの見方を示した。
金利据え置きは予想通りだったが、次の動きについて利下げに力点を置く姿勢に転じたことは市場にとってサプライズとなった。中銀は前月に示した見通しで2021年序盤の利上げを示唆していた。
キーウィ銀行のシニアエコノミスト、ジェレミー・カウチマン氏は「為替動向次第で、5月に0.25%、8月に追加の利下げがあると予想する」と話した。同氏はこれまで、2021年に入るまで金利が据え置かれると予想していた。
オア総裁は「世界経済見通しの弱まりと国内支出の失速を踏まえると、次のOCRの方向性は下向きの可能性が高い」と説明した。
NZ中銀は4月から、総裁のみが金利決定権限を持つ現行の枠組みから金融政策委員会(MPC)による政策決定に移行した。

以前なら、オア総裁の独断で利上げも利下げもできたが、次回会合から金融政策委員の意向も取り入れられることになった。
NZ中銀政策金利の次回発表予定日は05/08 11:00。市場では据え置きと見込む筋もいることから、利下げ発表ともなればキウイはクラッシュ気味の急落の可能性がある。