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アルゼンチンの政策金利は45%へ

アルゼンチンの中央銀行は13日、政策金利を5%引き上げて45%とする緊急利上げを発表した。声明で「国外の情勢や新たなインフレへの対応」と理由を説明。5月に通貨ペソの下落を受けて金利を40%まで引き上げたが、トルコ通貨のリラ安などの影響で、ペソ安が再燃したことから追加措置を取った。
ペソは13日、一時1ドル=30ペソ台と史上最安値を記録した。対円でも、1ペソ=4円を割れている。中銀は声明で「少なくとも10月までは現在の利率を下げることはない」とした。

アルゼンチンのインフレ率はおよそ30%です。しばらく25%程度でしたが、ここにきて30%へ上昇しています。
ちなみに、銀行預金利率は21.55%。使わない現金を銀行預金に寝かしておくと、年に8%目減りすることになります。100万円を寝かせておくと、1年後には実質92万円の通貨価値になってしまうということですね。

ミセスワタナベなら、年利45%のアルゼンチンリラを買い持ちにしたいのでしょうね、きっと(苦笑)。
でも、私fxdondonの使用しているfxプラットフォ-ムにはアルゼンチンペソが用意されていないのが残念。
まぁ、トルコリラがアルゼンチンペソの後追いとなるでしょうから、個人的にはトルコリラで我慢します。
アルゼンチンペソは3年前に15円台と、今のトルコリラと同等の水準でしたが、およそ3年の経過で現在3.7円まで下落しています。
現在、トルコはアルゼンチンほどのインフレ率ではありませんが、年15%程度のインフレでも異常です。通貨安だから高インフレになり、高インフレだから通貨安に陥るという負のスパイラル。この負のスパイラルから抜け出すことは、まず無理でしょう。

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