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沈黙いたしますら目覚めた金

ブルームバーグ
24日の米株式相場は続落。米中の緊張激化や景気回復が失速する可能性について、投資家が懸念を強めた。金のスポット価格は、2011年以降で初めて1オンス=1900ドルを上回った。

ニューヨーク原油先物相場は3日ぶりに上昇。世界経済の回復に鈍化の兆しが見られたものの、ドルの下落を手掛かりに原油は小幅に値上がりした。ドルは1月以来の安値に下げ、ドル建て商品の投資妙味が高まった。在庫の増加や新型コロナ感染拡大を背景に需要鈍化の懸念も見られたが、さほど大きく材料視されなかった。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物9月限は、22セント(0.5%)高の1バレル=41.29ドルで引けた。週間では1.7%上昇した。ロンドンICEの北海ブレント原油9月限は3セント高い43.34ドル。

金スポット価格は、2011年以降で初めて1オンス=1900ドルを突破し、同年に付けた過去最高値に一段と迫った。政治的な緊張の高まりや世界経済の成長を巡る懸念が、金への逃避に拍車を掛けている。
ニューヨーク時間24日午後1時46分時点では、金スポット価格は前日比0.7%高の1900.19ドル。2011年9月に付けた1921.17ドルの過去最高値に接近した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物8月限は0.4%上昇し1897.50ドルで終了。銀スポットも上昇し、週間では約17%高と1980年以来の大幅高。