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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

EUR/USD

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●米鉱工業生産指数:3月の製造業、1946年以来の大幅低下
●NY連銀製造業景況指数:4月はマイナス78.2と記録的な落ち込み
この結果を受けて、市場はまずドル売りに動いた。
それが一過性のものかどうか、その中身をベ-ジュブックからヒントを得ようとした。
米連邦準備制度理事会FRB)が15日公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)によれば、新型コロナウイルス感染が全米に拡大する中、米経済は萎縮した状態に入ったことが確認された。
新型コロナ感染症(COVID19)のパンデミック(世界的大流行)の結果、経済活動は米国の全ての地域において急激かつ突如として縮小した」と記述してあった。「全ての地区連銀は、聞き取りに応じた企業の見通しがかなり不透明であるとし、その大半が今後数カ月の間に状況が悪化するとの見通しを示したと報告した」という。
新型コロナ感染拡大を抑制する取り組みとして、大半の州政府が住民に外出自粛を要請、3月は全土で企業の操業停止が相次いだ。フィラデルフィア連銀の管轄地区では4分の1の企業が操業を停止。
ベージュブックによると、最も打撃を受けたのは娯楽・観光に加え、生活必需品以外の小売り産業だった。一方、食料品や医療製品には強い需要があり、その生産や供給には混乱が生じたという。
物価については、伸びの減速あるいは横ばい、緩慢ないし緩やかな低下が報告された。今はディスインフレの状況であり、デフレには至っていない報告内容であった。
この内容から、「米国が大きなくしゃみをしている。では今後の欧州は?」に視点が切り替わった。
欧州ユ-ロ圏の指標は結果発表が遅く、本日発表された鉱工業生産も2月のものである。
2月のユーロ圏鉱工業生産、前年比-1.9%
2月のユーロ圏鉱工業生産、前月比-0.1%
と、コロナウィルス猛威前の2月実績でこの結果なら、3月は相当に厳しいものとなるとの思惑が浮上中。イタリア、スペインの壊滅的状況はかなりの重石になるとの観方が、現在のEUR/USD相場の動きとなっている。


このような記事を書いていないで、早くトレ-ドしなきゃ(苦笑)
EUR/USD、GBP/USDで、ユ-ロ売りポンド売りバンバン!