スウェーデン利上げ 今後は?
スウェーデン中銀は、政策金利のレポレートをゼロ%とすることを決定。5年にわたったマイナス金利に終止符を打った。
スウェーデン中銀は2009年に超過準備に対するマイナス金利の適用を世界で初めて実施。その後主要政策金利であるレポ金利を2015年にマイナスとしました。
一時は-0.50%まで金利を引き下げ、昨年12月に約7年半ぶりとなる利上げを実施。現行の-0.25%に0.25%引き上げた後は約1年据え置きを続けてきました。今回は1年ぶりに利上げを再開し、金利を0%まで回復させて、マイナス金利状況を解消。
特に、マイナス金利が常態化することで過剰な借り入れが生じ、不動産バブルなどにつながる可能性を懸念したというところだと思われます。
スウェーデンの有所得世帯の負債(負債比率) 低利でかなり借金を膨らませた模様。
住宅着工件数 すでにピ-クアウトを迎えている。
スウェーデンの企業景況感 好不況の境目である100を割り込み、徐々に低下(悪化)
スウェ-デンの就業者(千人) ピ-クの5269千人から11月には5140千人へ減少。
スウェーデンの失業者 今後増加するかは要観察。
スウェーデンの企業倒産件数 11月に倒産件数が急増。失業者増も説明がつきます。
現時点では、それほど悲観すべき材料に溢れているわけではありません。