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過去の経験則 例年7月の七夕の頃から8月20日までの期間はドル安円高

このブログを前からご覧いている方なら記憶があるかもしれませんが、例年7月の七夕の頃から8月20日までのドル/円推移では、ドル安円高が経験則だという記事を書きました。「円高の8月」というのは、けっこう知られているとは思いますが。
(参照)

https://blogs.yahoo.co.jp/max856482/35841382.html

例年この時期に、米国の経済指標がすべて弱い結果だったとか、株式相場が軟調だったというわけではありません。それでも、ドル安円高へと動いています。
おそらくですが、この時期には投機的なドル対円の直接取引というより、世界経済の営みの中でドル対世界の通貨でドル売りが多くなり、円対世界の通貨で外貨売り円買いが多くなる結果、ドル/円でドル安円高が示されるのだと個人的には推測しています。
つまり、米国の貿易収支赤字、経常収支赤字、そして財政赤字と「双子の赤字」がマネ-フロ-に影響しやすい時期なんじゃないかと思っています。
昨夜のドル/円の下げは間違いなく投機的なドル売り円買いによる結果ですが、ジワジワとドル安円高が進むのはそういった実体経済でのマネ-フロ-が反映されたものではないえしょうかね。
もし、1日で数円下げるようなことがあれば、それは投機的なフラッシュクラッシュ第2波でしょうが。