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英国が合意なしにEUを離脱する確率は9%

ブル-ムバ-グ
ポンドは今年、ドルに対して約3%、対ユーロでは5%程度上昇してきた。合意なき欧州連合(EU)離脱の懸念が後退するに伴い、今後さらに上昇するとストラテジストらはみている。
ブルームバーグが銀行16行を対象に実施した調査によると、3月末に英国が合意なしにEUを離脱する確率はわずか9%とみられている。離脱延期の可能性は54%、メイ英首相の合意案が議会で可決される確率は37%とされ、いずれの場合もポンドは上昇する見込みだ。
調査回答者らは、離脱延期の場合ポンドが1.33ドルまで上昇すると予想。首相案が下院を通過すればポンドにとって最善のシナリオで、1.38ドルへの上昇が見込まれる。これは2018年4月以来の高値となる。
ソシエテ・ジェネラルのストラテジスト、ケネス・ブルー氏は、「時間切れが迫っているという認識のおかげで、風向きは少し追い風になってきた」と述べた。 「ポンド相場は現在、リスボン条約50条の適用延長を事実上織り込んでいるが、確認されれば短期的には一段と上昇するだろう」と語った。