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中国経済 崩れてもおかしくない状況だが

ウォ-ルストリ-トジャ-ナル
【上海】中国で通期の赤字見通しを示している上場企業の数は、過去10年で最大となっている。景気鈍化で事業が停滞し、資産価値が減少したためだ。
調査会社ウインドによると、上海と深センに上場している企業のうち395社が、2018年通期純損益が赤字になる見通しを示している。これは少なくとも2009年以来の多さだ。赤字は合計で2890億〜3350億元(約4兆6800億〜5兆4300億円)に上る可能性がある。17年通期決算は224社が総計1250億元の赤字を計上した。

私fxdondonが入手した情報では、中国の自動車販売不振が響いて経営難に陥っている自動車販売大手のホウ大汽貿集団は、2018年12月期本決算の純損益で60億~65億元(約973億~1,054億円)の赤字を計上する見通しだという。
そして、中国の李克強首相が主宰する国務院(中央政府)常務会議は1月30日、民営企業や中小企業に対して政府機関と大型国有企業が延滞している買掛金について、早急に支払わせることをあらためて確認した。農村部からの出稼ぎ労働者(農民工)への賃金遅配についても、春節旧正月)までに支払うよう指導するという。
おやおや、政府機関と大型国有企業でさえ、資金繰りが厳しくなっているのでしょうか。

そして、中国で数年にわたり急成長が続いていた証券業界が失速し、バンカーとトレーダーのボーナスと雇用機会が減っている。
公表された公式データによれば、景気減速と与信環境引き締め、株安に対応している同業界は、年間ベースで2014年以来初めて人員が減った。
株式発行・販売の落ち込みが意味するのは、証券会社の3分の1が18年分として賞与を支給しないことを意味すると世界的な人材紹介会社モーガンマッキンリーのマネジャーは指摘する。
中国の証券各社は積極的な採用を最近まで進め、業界の従業員数は17年に約35万人と、3年前の24万から大きく増えていた。本土株が急落した15年でも業界の縮小はなかった。
しかし、中国証券業協会によると、証券各社は18年に業界全体で4000人余りを削減。九州証券は従業員をほぼ半減、中国最大の証券会社、中信証券が出資する中信建投証券は1000人余りを減らした。
人材紹介会社ロバート・ウォルターズの中国南部・香港金融セクター担当地域ディレクターは「恐らく19年は一段と厳しい年になるだろう」と話した。(ブル-ムバ-グ)

中国の証券マンもリストラの対象に。
それでもまだ、中国のバブル経済は崩壊しないんでしょうか。