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ドル/円 市場関係者の見方

ドル/円 市場関係者の見方 

ブルームバーグ

三菱UFJ銀行の平井邦行上席調査役(ニューヨーク在勤)

ドル・円は株の動きに翻弄(ほんろう)されている
壁の話は相変わらずだし、米消費者信頼感指数も期待値が100を切っているという状況のなかで、諸手を挙げて株を買っていくのか、ドルを買っていくのか、リスクオンなのかというのは甚だ疑問

みずほ証券鈴木健吾チーフFXストラテジスト

ドル・円は10月から12月半ばまでの113円中心のもみ合いから下放れしたばかりで、まだため込んだエネルギーが全てはけていないかもしれないというところがある
米企業や米経済に対する悲観が足元では少し行き過ぎ。年明けはマインド系の米指標でISM(米供給管理協会)指数などがどの程度悪化しているかと、期越えした株式市場に割安からの買いがしっかり入ってくるかがポイントになる

NBCフィナンシャルマーケッツアジアのディレクター、デービッド・ルー氏

年初のドル・円相場は、基本的には110円から112円のレンジをみているが、ちまたでベアマーケットという言葉が飛び交っていることもあり、積極的にリスクオンにいけない感じはある
第1四半期というタームでは105円を目指す動きを想定。米中貿易紛争は不透明な状況が続きそう。さらにトランプ大統領による米連邦準備制度理事会FRB)の利上げに対する批判などもあり、リスクオンの材料も少ないことが重しになる