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中国 歪な人口動態の是正へ

中国政府系シンクタンク中国社会科学院は「経済青書夏季号」で、2019年の中国の国内総生産(GDP)成長率が6.5%を下回ると経済参考報が伝えた。 青書は中国経済について「既に高度成長の段階から質の高い発展の段階へと転じた」と指摘した。
一人っ子政策として知られた中国の産児制限=夫婦がもうける子どもの数の制限は、現在2人までに緩和されていますが、今後急速な少子高齢化が懸念されることから、中国政府は制限の撤廃に向けて法改正の準備を始めました。
かつて厳格な一人っ子政策を採用していた中国は、少子高齢化が急速に進んで、2012年からは働き手となる世代の人口が減り始めたことなどから、3年前までに産児制限を1人から2人に緩和していました。
しかし、去年生まれた子どもの数はおととしを下回るなど、教育費の高騰や国民の価値観の変化などを背景に、少子化には歯止めがかからず、中国政府は近く産児制限の完全な撤廃に踏み切るものと見られます。
少子化をめぐっては、先月、中国の専門家が国民から強制的に基金に出資させ、子どもが生まれたら払い戻す「出産基金」のアイデアを打ち出したのに対し、ネット上で「政府の強制的な力で生ませないことはできても、生ませることはできない」などと批判する声が相次ぎ、政府の少子化対策への国民の困惑も広がっています。
中国四川省の60歳(満年齢)以上の高齢者数は、2017年末時点で1,751万人となった。同省の常住人口に占める比率は21.09%で、全国平均を3.79ポイント上回った。65歳以上は全国で2番目に多い1,157万人で、常住人口に占める比率は13.94%と、全国で3番目に高い水準にある。
中国の高齢化も、だんだん進んでいます。高齢化のスピードは、日本をも上回ります。
歪な人口動態の是正をしたいと思っているのでしょうが、もう遅過ぎます。