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英国の格下げ観測浮上

英国の格下げ観測

昨年10月、S&Pとフィッチは、英国の信用格付けを据え置いた。欧州連合(EU)離脱交渉の見通しが不透明だとして見通しの変更もなかった。
英国の格付けはすでに最上位の「AAA」から引き下げられ、両社ともに「AA」。見通しは「ネガティブ」で再格下げの可能性がある。
S&Pは「ネガティブ見通しは、離脱交渉と最大市場であるEUとの今後の関係をめぐる制度的・経済的不透明性を反映」と指摘していた。

先ほど発表された英国8月の財政赤字がかなりの拡大を示し、市場では格下げ観測が浮上。現在、ポンドは急落している。
市場ではブレグジットの動向次第で格下げの可能性を探っていたが、財政赤字拡大による格下げの可能性は織り込んでいなかった。
来年3月のブレグジットまで半年。ハードブレグジットと財政悪化のダブルパンチは、英国にとって致命的となります。

ボンド/オージー

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ポンド/ドル
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ユーロ/ボンド
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