fxdondon’s blog

fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

世界経済に強気なJPモルガン・チェースも英国だけは例外か

ブル-ムバ-グ
英国の欧州連合(EU)離脱に伴う混乱から身を守るには、英国債がうってつけだ。
イングランド銀行(英中央銀行)が8月に利上げを決める直前辺りは、英国債は高過ぎるとして投資家に敬遠されていた。だがその後の下落で、JPモルガン・チェースは需要が増加すると見込むようになった。
JPモルガンのストラテジストらは、今後数週間で英国のEU離脱を巡る不透明感が高まり英国債が支えられるとして、投資家に英10年債の買いを推奨。同行はまた、市場が織り込む今後数年間のイングランド銀の金融引き締めは行き過ぎているとの見方も示す。
フランシス・ダイヤモンド氏をはじめとする同行の債券ストラテジストは、英10年債利回りが今年のレンジの上限付近にある上、「合意なきEU離脱の見通しが高まるリスクがある」ことを理由に、英国債に対するロング戦術を推奨した。


世界経済に強気なJPモルガン・チェースも、英国だけは例外か。
ブレグジットの混乱から身を守るには、英国債がうってつけ」?
アホおっしゃい。日本人投資家が今の1ポンド148円換算で英債買いに手を出したら、ブレグジット混乱時に大きな為替差損を出してしまいます。
ブレグジットをちっぽけなものと想定すれば英国債の価格上昇、金利低下が見込めるが、ブレグジットは英国を大きく揺さぶるものと想定する筋は、通貨ポンドと英国債を含めた「英国売り」に動く。危機的状況で国債に資金が動くのはケ-スバイケ-スで、ブレグジットによる財政危機も予想される英国にとって、英国債が安全資産と位置づけられるかは不透明である。
何か、JPモルガン・チェースのポジショント-クのように思えるが・・・。