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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

英国財政赤字

英国財政赤字

ロイター
英国立統計局(ONS)が発表した2018/19年度(18年4月─19年3月)の公的部門財政収支(国有銀行を除く)は247億ポンドの赤字で、17/18年度の財政赤字から41%減少した。しかし、予算責任局(OBR)が3月に示した予想(228億ポンド)を上回り、ハモンド財務相財政赤字縮小目標は未達に終わった。
18/19年度の財政赤字は対国内総生産(GDP)比で1.2%。17/18年度の2.0%から低下し2001/02年度以来の低水準となった。
3月の公的部門財政収支(国有銀行を除く)は17億0400万ポンドの赤字でエコノミストの予想(4億ポンドの赤字)を大幅に上回る赤字となった。税収は引き続き増加したものの、政府支出が拡大したことが原因。
英債務管理庁(DMO)は、18/19年度の財政赤字が想定を上回ったことを受け、今19/20年度の国債発行計画を37億ポンド(47億8000万ドル)引き上げ1178億ポンドとすることを明らかにした。


まぁ、上出来だと思います。
ただ、ブレグジット後には法人税収減少や景気対策として、財政赤字は拡大の一途でしょうが。


ブレグジット巡る混乱で見通し不透明に、企業の投資妨げ=英財務相

ロイター
ハモンド財務相は24日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る混乱について、企業の投資が妨げられるなど、経済見通しへの「非常に大きな」不透明感につながっていると指摘した上で、国の支出や税金に関する長期的な計画が立てにくくなっているとの認識を示した。議会の委員会で証言した。
英議会はメイ首相がEUとまとめた離脱協定案の承認を拒否。メイ首相はEU離脱の延期に追い込まれる事態となっている。
ハモンド財務相は、英政府は将来の財政目標を達成できる見込みであり、同相の予算には支出や税金に関して柔軟に対応する余地があるが、ブレグジットがより長期的な計画の妨げになっていると指摘した。
同相は議会委員会で「経済の先行きを巡り非常に大きな不確実性があり、ブレグジット問題が解決するまで不透明感が続くとみられることを踏まえると、今の段階で選択する意味があるとは思わない」とした。
同相は以前、議会がメイ首相の離脱案を承認すれば、数十億ポンド規模の追加的な公的支出または減税を実施する可能性を示唆していた。