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fxdondon presents 世界の政治・経済・財政を考察し、外国為替相場を読み解きましょう

揺れる新興国

揺れる新興国

南アフリカ共和国は4-6月(第2四半期)に、2009年以来のリセッション(景気後退)に陥った。農産物の不作が響いた。
第2四半期の国内総生産(GDP)は前期比年率0.7%減。第1四半期は同2.6%減で、2四半期連続のマイナス成長となった。
南アフリカランドの下落は当然ですね。
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通貨リラが急落したトルコでは8月の消費者物価指数が17.9%上昇。 
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およそ14年ぶりの高い水準。 通貨の防衛や物価の安定を目指してトルコ中央銀行が思い切った利上げに踏み切るのか、注目されます。
トランプ政権は、トルコで拘束されたアメリカ人の牧師が解放されないのは不当だとして先月、鉄鋼製品などの関税を2倍に引き上げるなど、圧力を強めています。
これを受けてトルコの通貨リラは急落して、ことし初めと比べて40%以上の値下がりを記録し、世界で新興国の通貨安に拍車がかかるなど、影響が波及しています。
分野別では運輸関連が27%、食品がおよそ20%の上昇で、通貨安で輸入コストがふくらんだことなどが影響しているとみられます。
トルコ中央銀行は3日、声明を発表し、「インフレは重大なリスク。今月の金融政策決定会合で政策を調整する」としています。
トルコの中央銀行は景気の減速を懸念するエルドアン政権のもとで利上げには消極的だと指摘されていますが、通貨の防衛や物価の安定を目指して、今月13日の金融政策決定会合で、思い切った利上げに踏み切るのか、注目されます。

トルコリラも売りは、 13日の金融政策決定会合後まで控えていた方が無難かも。
まぁ、そんなに慌てなくても、長期下落が約束されている通貨ですから。