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財新製造業PMI、8月は過去14カ月で最低

経済ニュースメディアの財新伝媒は3日、中国の景況感を示す製造業購買担当者指数(PMI)が8月は50.6だったと発表した。前月を0.2ポイント下回り、3カ月連続の下落となった。景況判断の節目となる50は15カ月連続で超えたものの、2017年7月以降で最も低い水準となった。
8月は新規受注を示す指数が大きく落ち込み、過去15カ月で最低となった。外需の減退が原因とみられる。生産を示す指数は拡大を維持しており、今年に入ってからの最高を記録。雇用はさらに縮小し、過去1年で最低となった。
今後1年間の経営環境見通しについては、楽観する企業の比率が直近で最低だった6月並みに落ち込んだ。需要回復を期待する企業もある一方で、全体としては米中貿易戦争に伴う需要減退への懸念が企業の楽観度に影を落としている。
財新は「需要が縮小する中、生産の安定を今後も維持していくことは困難。雇用の悪化は消費を脅かすことになり、経済は明らかな下振れ圧力に直面している」と分析した。
中国国家統計局が8月31日に発表した8月の製造業PMIは前月比0.1ポイント上昇の51.3で、政府と民間の調査で傾向が分かれた。


まぁ、中国当局の発表は信用できず、こちらの指標の方が実態を反映しているでしょう。