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米国経済もピークアウトだが

年内あと3回利上げ支持=フィラデルフィア連銀総裁

[ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は21日、年内あと3回の利上げを支持するにあたり、インフレ率が連邦準備理事会(FRB)の目標である2%近辺を持続的に推移することを確認したいとの見解を示した。
年内あと2回ではなく、あと3回の利上げの支持に回るにはどのような根拠が必要かとの質問に対し、ハーカー総裁は「持続的な(インフレの)動きを確認したい」と回答。インフレ率が現在の水準を持続することを予測しているとしつつも、「一段の詳細を確認したい」と語った。
インフレの「急加速」は確認していないとしたほか、金利を中立水準を上回る水準に引き上げることで、景気を後退させたくないとの考えを示した。
また、米10年債利回りの上昇は現時点で政策決定に影響していないものの、財政政策への影響を懸念していると述べた。

さて、その米国長期金利のさらなる上昇はかなりのリスクだという記事。

ブルームバーグ
米経済が好調との理由で金利が上昇する限り、それは「ノーマライゼーション(正常化)」を意味するとの見方をJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は今月示し、10年債利回りの4%到達に備えるよう投資家に助言した。だが、利回り上昇の理由が全く不透明だとしたらどうだろうか。
先週の10年債利回り急上昇を受け、ドイツ銀行のトルステン・スロック氏はそんな疑問を呈した。同氏によれば、米国債入札での需要低迷や不安をあおるほどのインフレ加速を示す指標などの明確な材料がなかったにもかかわらず、利回りは週初から17日終了までに16bpも上昇。ただ18日は一転して6週間ぶりの大きな低下となった。
同行でチーフ国際エコノミストを務めるスロック氏は19日の顧客向けリポートで、「10年債がジェットコースターのような大きな動きになった理由を誰も理解していない」と指摘。「市場が説明できないのなら、それが示唆するものが何であるかを市場が分かっていないことを意味する」と述べた。
先週半ばの利回り上昇の背景にあるのは「爆発寸前の不安」かもしれないと言う同氏は、そうした不安要因の一部として、拡大する米財政赤字、ヘッジコスト上昇に伴う海外投資家の米国債需要減退、制限速度を超える米経済成長がインフレ加速につながるとの懸念を挙げた。これら全てが米国債を注視することの重要性を高めるという。
同氏は「大半の顧客とは、この展開における最大のリスクは長期金利のさらなる上昇であるとの見方で一致している」と語った。


まぁ、米国経済もピークアウトし、どこまで持ちこたえられるかの時期に入ってきました。