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GBP/CAD 今後の見通し

GBP/CADについて、今後の見通しを。
まずは、GBP/CADの直近推移。

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1.79台からGBP売りCAD買いを開始し、本日1.71台でのGBP売りCAD買いのポジションの平均レート(損益分岐点)は1.75あたりになりました。
為替相場に「絶対」はありませんが、損益分岐点を超えて含み損で頭を抱えるような事態はないと思われます。

GBP/CADの今後の見通しですが、
◆英国とカナダの金利政策が真逆に向かうこと (英国に利下げ観測、カナダ利上げ及びさらなる利上げ観測)
◆英国経済の減速からリセッション入り、カナダ経済の回復、成長加速と、金利政策同様、真逆に向かうこと
◆商品相場、特に原油価格が上昇して堅調推移であること
ブレグジットが及ぼす想定外の負の影響、特に企業の脱英国、マネ-の脱英国(資金流出)
以上のことは、今現在はまだ薄っすらとしか事実として確認できていませんが、鮮明に事実として表れると、「ブレグジットショック」 とか 「ポンドショック」 とか名付けられるポンド下落となります。

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GBP/CADの中間目標とするレ-トは1.60。ここは昨年に2回到達しているポイントですから、まずクリアできると思っています。最終目標の着地は、ざっくり1.50と考えています。
しかし、これはUSD/CADで1.2あたりとカナダドルが米ドルより弱いことを想定した見通しであって、1.0 (パリティ) にまでカナダドルが強含むことがあれば、GBP/USDが2016年に一時1.20を割り込んだ事実をもってすれば、GBP/CADが1.20を記録するサプライズも「絶対」にないとは言えません。もう、それは宝クジに当たったようなものですが(笑)