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英国の利下げ カ-ニ-総裁の見解

昨日は英国雇用統計が発表され、強い結果となりました。

英国雇用者数(対前3ヶ月)
結果 208K 予想 110K 前回 24K

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おそらく一過性のものと思われますが、弱いインフレや消費などから、利下げは濃厚のようです。

ブル-ムバ-グ
カーニー総裁は、ロンドンで開かれた英中銀の会議で、「景気は低迷が続き、経済のたるみは大きくなっている。インフレは目標を下回る。国内の信頼感がどの程度迅速に戻るかにかかっている部分が非常に大きい。そうした中で当然ながら金融政策委員会(MPC)では、英国の経済成長とインフレの回復を補強するため短期的な金融緩和の相対的な利点について議論がある」と語った。
英中銀には、2016年8月に導入した600億ポンド(約8兆6000億円)の「少なくとも2倍」の資産購入余地があり、これは1ポイント前後の利下げに相当する効果があると総裁は指摘した。現行の政策金利は0.75%。フォワドガイダンスも活用できる政策手段だと述べたが、マイナス金利には言及しなかった。
「全体で見て、従来型と非従来型の手段を合わせた政策余力は、危機前の緩和サイクルにおける2.5ポイント前後の利下げに相当する」