米雇用統計(NFP) 変調を示唆
米国 非農業部門雇用者数 (NFP)
結果 130K 予想 160K 前回 159K
ロイター
米労働省が発表した8月の雇用統計は、非農業部門の雇用者数の伸びが13万人と、市場予想の15万8000人を下回った。小売業が7カ月連続で落ち込み、雇用全体の足を引っ張った。一方、賃金は前月比の伸びが拡大するなど明るさも見られた。
(識者の観方)
●大幅利下げ必要なし ナショナル証券の主任市場ストラテジスト、アート・ホーガン氏
●今後のFRBの対応変わらず USバンク・ウエルスマネジメントの債券調査部長、ビル・メルス氏
●通商問題が雇用の重し 米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)の首席エコノミスト、ダグ・ダンカン氏
ブル-ムバ-グ
●民間部門の雇用者数は前月比9万6000人増-3カ月ぶりの低い伸び
●2020年国勢調査に向けた臨時政府職員2万5000人の雇用が押し上げ
●前月は13万1000人増(速報値14万8000人増)に下方修正
●ドイツ銀行のチーフエコノミスト、トルステン・スロック氏:
「雇用の伸びは減速しつつあるというのが結論で、それは気掛かりなトレンドだ」
「全体像として、景気が鈍化していることに間違いない」