過去の経験則相場 6月5日から25日前後

USD/CAD

過去５年のUSD/CADレ－ト推移

2014年6月05日　1.094
2014年6月25日　1.075　-0.019　USD安CAD高

2015年6月05日　1.250
2015年6月25日　1.239　-0.011　USD安CAD高

2016年6月06日　1.297
2016年6月24日　1.283　-0.014　USD安CAD高

2017年6月05日　1.350
2017年6月23日　1.323　-0.027　USD安CAD高

2018年6月05日　1.294　
2018年6月25日　1.330　+0.036　USD高CAD安

過去５年で、6月5日から25日前後にかけて、USD安CAD高に動いたのは４回。USD安CAD高の確率は80％です。
昨年は経験則通りとはいかず、USD高CAD安でした。
ただ、USDが下げる上げるにしてもこの時期はボラティリティが低く、大きく一方向に進むことは無さそうな時期のようです。
今年は、再びUSD安の経験則相場に戻ることを期待します。

USD/JPY

過去５年のUSD/JPYレ－ト推移

2014年6月05日　102.65
2014年6月25日　101.96　-0.69　USD安JPY高

2015年6月05日　124.51
2015年6月25日　123.89　-0.62　USD安JPY高

2016年6月06日　106.61
2016年6月24日　105.81　-0.80　USD安JPY高

2017年6月05日　110.49
2017年6月23日　111.38　+0.89　USD高JPY安

2018年6月05日　109.90　
2018年6月25日　109.69　-0.31　USD安JPY高

過去５年で、6月5日から25日前後にかけて、USD安JPY高に動いたのは４回。USD安CAD高の確率同様、USD安JPY高の確率も80％です。
補足になりますが、2016年6月は月初1日のレ－トが110.62円、月末30日は102.96円と、USD安JPY高が一気に進みました。
この時の米国雇用統計は2016年6月5日に発表され、非農業部門雇用者数増減で市場予想202Ｋに対して結果は123Ｋとかなり弱い結果に終わっていました。
さらに次月の雇用者数増減発表では、市場予想164Ｋに対して僅か11Ｋだったと発表されました。そのため、2016年7月上旬には100円そこそこを彷徨っていました。
今年2019年6月が、2016年6月同様、弱い米国雇用統計が今後のドル下落を示唆していたと結果論で語られるのかどうかです。

これから注目される指標は、ずばり12日に発表となるインフレ指標の消費者物価指数（ＣＰＩ）でしょう。ここで弱い結果なら、ドルはもう一段急落すると予想します。

前の記事で、シティの通貨ストラテジストが弱いインフレを予測して利下げを予想していましたが、投機筋を含め、皆考えていることは一緒。ベクトルが同じ方向に、そして集中しそうです。

米ＣＰＩの市場予想
●コアCPI (前月比) (5月)
市場予想　+0.2%　4月の+0.1%から上昇予想
●コアCPI (前年比) (5月)
市場予想　+2.1%　4月の+2.1%と変わらず
●CPI (前月比) (5月)
市場予想　+0.1%　4月の+0.3%から鈍化予想
●CPI (前年比) (5月)
市場予想　+1.9%　4月の+2.0%から鈍化予想