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ドル円は弱含み継続

ドル円は弱含み。

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消費者物価指数は予想下回る伸び。
ダウ平均が一時350ドル超下落したため、投資家がリスク回避姿勢を強め、円買い・ドル売りが進んだ。0時40分過ぎに一時109.48円と日通し安値を付けた。
一方、トランプ米大統領が10日朝(日本時間夜)、ツイッターで「残りの3250億ドル分にも25%の追加関税を課す作業が始まった」「関税は米国を強くする」「中国との交渉を急ぐ必要はない」などと投稿。一段の強硬策に着手し、中国をけん制した。3250億ドル分にも追加関税が課されれば世界経済への打撃はさらに拡大する。投資家心理が悪化し株安と円高につながっているが、下げも限定的。投資家のろうばい売りを誘うには弱い。
ただ、トランプ陣営はまだまだ隠し玉があり、次なる材料出現を待ちたいところです。


消費者物価指数、予想下回る-試されるパウエル氏の「一過性」

ブルームバーグ
4月の米消費者物価指数(CPI)統計によると、食品とエネルギーを除くコア指数は市場予想を下回る伸びにとどまった。中古車や被服の価格下落が反映された。低調なインフレは「一過性」だとする米金融当局の見解が問われる内容となり、トランプ米大統領にとっては利下げを要求する根拠が増えた。

●コアCPIは前月比0.1%上昇ー市場予想0.2%上昇
●前年同月比では2.1%上昇ー予想と一致
●総合CPIは0.3%上昇ー予想0.4%上昇
●前年同月比では2%上昇ー同2.1%上昇

背景
49年ぶり低水準にある失業率や着実な賃金の伸びにかかわらず、持続的なインフレ上昇を期待しづらい状況は当面続く可能性が示唆された。一方、トランプ米政権が10日に中国からの輸入品への関税を引き上げたことから、物価は今後数カ月に押し上げられる可能性がある。
ソシエテ・ジェネラルの米国担当チーフエコノミスト、スティーブン・ギャラハー氏:
「米金融当局は一過性だと言っているが、根強い弱さが続いているため、注意深く見守っていく必要がある」
中古車と被服の価格低下については、「両方とも一時的と思われるが、これらはなおコア指数をかなり圧迫しており、コア指数はかなり低い結果となっている」