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ユーロは過小評価?

ユーロを売り込んでいる投資家は割安な価格水準を無視していると、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が指摘した。
イタリアがリセッション(景気後退)に突入し、ドイツもあとわずかで景気後退入りだった。こうした中でユーロは3カ月ぶりの安値付近で取引されている。それでも経済協力開発機構OECD)の購買力平価に基づくと、G10通貨のうちで最も過小評価されている。
MUFGによると、20日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で当局がハト派寄りに傾いたことが明らかになる可能性がある一方、ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は22日の講演で、すでに低調な景気見通しをあらためて認めるだけだろう。
MUFGのアナリスト、フリッツ・ロウ氏は「この水準ではユーロはドルと比較して過小評価されている」と指摘し、この判断は「最近のユーロ圏の景気軟化が恐らく一時的な要因によるもので、米金融当局がここ数週間に金利ガイダンスでかなり姿勢を変化させたという可能性にある程度基づいている」と説明した。
MUFGではユーロが4-6月に1ユーロ=1.17ドル、7-9月に1.19ドルに上昇するとみている。


まぁ、見方はいろいろある。
ドイツをメインとしてみれば過小評価に見え、ギリシャやイタリアなど雑種としてみれば過大評価と見える。