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ゴールドマンサックスの英EU離脱シナリオ

ゴールドマン・サックス・グループは、英国のEU離脱協定がいったん否決後に最終的に議会を通過するという同社の基本シナリオ通りとなった場合、ポンドと英国債利回りの両方が上昇するとみている。
ゴールドマンは、英議会で11日行われる採決ではメイ英首相がまとめた離脱協定が否決され、ポンドはいったん、1~2%下げるとみている。ただ、年明け1月上旬に何らかの取り決めが可決され、ポンドは対ドルで5%程度値上がりして1ポンド=1.34ドルをつけ、英国債利回りは現在の水準から0.25%上昇すると予想する。
ストラテジストのジョージ・コール氏はリポートで、「最初の採決は失敗に終わると予想している。ただ最終的には現在の離脱協定か、多少異なるが同種の取り決めが英議会を通過し、英ポンドと英国債利回りを押し上げる」と分析。「『合意なき』離脱の可能性はかなり低い。しかしそれが政府に与える政治的リスクが、ボラティリティーや採決失敗後に予想されるポンド下振れ余地の主な要因になっている」と指摘した。


なるほど。市場のメインシナリオはそんな感じだと思います。
サブシナリオは、合意なき離脱だと思いますが、ゴールドマンは否定的。
やはり、合意なき離脱は、サプライズとして市場は反応しそうです。