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木材先物価格の下落が止まらない

10月11日付けで、「2020年ショック(ニ-マルショック)関連 木材先物価格の検証」という記事を載せましたが、ここしばらく木材先物価格の下落が止まりません。
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木材需要については、米国の住宅市場で着工件数が増加していた頃に大幅な建設資材在庫を積み上げていましたが、このところ住宅着工件数が減少に転じており、新たな木材需要も減少しているようです。
理由として、高額な新築住宅購入希望者の購入が落ち着いたこと、そして住宅ロ-ン金利の上昇により住宅購入をあきらめる人が増加したり、新築住宅をあきらめて中古住宅への購入に変えたことなどがあるようです。
再び、米国で繰り返された住宅バブル。

住宅ロ-ン金利
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米国住宅着工件数
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まだ住宅価格は前年比で上昇していますが、住宅の需要と供給がミスマッチしているというバブル最終段階に近付いているように映ります。
過去、木材先物価格が住宅バブル崩壊を示す先行指標だったわけで、今回も大きく関連してくると思われます。
ニ-マルショックの足音がかすかに聞こえるような・・・(空耳か? 苦笑)
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