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ドル安相場予想から

ブルームバーグ
中央銀行が利上げをすれば、通常それはその国の通貨の買いシグナルだ。しかし、米国ではそうではない。トレーダーらは来週に予想される米利上げがドルの売りシグナルになると考えている。
BNPパリバ・アセット・マネジメントはドル指数が6-9カ月の間に10%下げる可能性があるとみる。インベスコはドルがユーロに対して年末までに約3%下落すると予想。両社とも、26日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明での貿易摩擦悪化に関するコメントに注目している。両社はまた、米国以外の中銀が引き締めに徐々に近づくこともドルが下落する要因になるとみている。
BNPの為替チーム副責任者のモントチル・ポジャリーブ氏は「ドルが下落に転じる転換点にきている。ドルは最高地点にある」とし、今後6-9カ月に1ユーロ=1.25ドルまで下落する可能性があると指摘した。19日は1.17ドル前後。円に対してもドルをショート(売り持ち)にすべき時だと同氏は付け加えた。
フェデラルファンド(FF)金利先物によれば、来週の0.25ポイント利上げはほぼ確実視されている。19日の市場は2018年末までに0.45ポイント余りの利上げを織り込んでいた。注目は来年の見通しへと移りつつある。FOMCメンバーは19年に3回の利上げを想定しており、投資家の見方もこの想定に近づいている。
インベスコの債券グループのポートフォリオマネジャー、ノエル・コラム氏によれば、これはドルを支えるのに十分ではない。世界の成長が加速し投資家が欧州中央銀行(ECB)と日本銀行の政策変更について臆測し始めるのに伴い、米利上げと貿易摩擦によるドルの下支えは弱まると同氏は予想する。
「年末に向けて、ファンダメンタルズが再び市場を動かすようになり、これがドルを押し下げると考えている」と同氏は述べた。年末までに1ユーロ=1.20ドル、1ドル=104円までドルが下落すると予想している。



ドル/円が年末までに104円まで下落するかどうかは別にしても、今の112円より上にいるとは個人的にも思いません。
年末まであと3ヶ月。今からドル売り円買いのポジションをホールドしてれば、年末に大損したということはないでしょう。