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日本の生保、円高阻む

ブルームバーグ
●生保の合計資産における外国証券の割合は4-6月末に22%に上昇
●海外の成長を取りに行くような投資をせざるを得ない-瀬良氏

日本の生命保険会社は海外資産への投資意欲が旺盛だ。円強気派にとっては大きな障害になっている。
日本銀行20日公表したデータによると、日本の生保の資産合計に占める外国証券の割合は4-6月期末に22%に上昇していた。同四半期に円はドルに対して4%下落。世界的な通商摩擦激化と新興国市場の混乱で、安全資産と見なされる円の需要は高まるとみられていたが、2016年以来で最大の下落となった。
三井住友信託銀行の瀬良マーケット・ストラテジストはここのところ、さまざまな悪材料があってもなかなか円高に行きづらくなっている理由として、日本の投資家による国外投資もあると思うとし、「海外の成長を取りに行くようなそういう投資を事業法人も投資家もせざるを得ない状況にある」と語った。
日本の生保の6月末資産合計は377兆8000億円。16年6月時点での海外資産の割合は18%だった。今月公表の別の対外収支報告によれば、各社は4-6月期に外国株式の2倍の外債を購入した。
こうした購入が質への逃避による円高という傾向を徐々に弱め、ブルームバーグのデータによれば、S&P500種株価指数インプライドボラティリティー(IV、予想変動率)とドルの対円相場の相関はマイナス0.22と、16年半ばのマイナス0.60に比べ逆相関が薄れている。


本邦機関投資家による外債買いですか。
まぁ、外国株よりマシかも知れませんが、もうリスクを取る時期ではないと思うが。