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中国の対米貿易額の減少続く

中国の先月の対米貿易額は、互いの輸入品に高い関税をかける措置の影響で大幅に減少しました。米中は貿易問題に関する部分的な合意をめぐって、関税引き下げに向けた駆け引きを続けているとみられ、今後の交渉が注目されます。
中国の税関当局が8日発表した先月の貿易統計によりますと、米国との間の輸出と輸入を合わせた貿易額は451億ドル余りで、去年の同じ月をおよそ16%下回りました。
このうち輸出は16%余り、輸入は14%余りそれぞれ減少しました。
貿易額の減少幅は前の月よりも縮小したものの、互いに高い関税を上乗せする措置の影響で、米中間の貿易は大幅な減少が続いています。
米中両国は先月、貿易問題をめぐって農業や金融など一部の分野で合意しましたが、正式な文書の作成に向けて、上乗せされている関税の引き下げをめぐって駆け引きが続いているとみられ、今後の交渉が注目されます。
一方、中国の先月の貿易総額は全体で3830億5000万ドルと、去年の同じ月よりも3.4%減少しました。
輸出が0.9%の減少、輸入は6.4%の減少となり、米国との貿易の縮小が中国の貿易全体にも影響を与えています。