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ドイツ経済はボロボロ

ドイツ ZEW景気期待指数
結果 -44.1 予想 -27.8 前回 -24.5
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先行きの景気見通しは、お先真っ暗。
下の記事の表現にもあるが、「光明がなく壊滅的な結果」である。

ドイツ経済、4~6月マイナス成長も 生産不振深まる
6月の輸出8%減 鉱工業生産指数も低下
日経新聞
欧州最大の経済大国であるドイツの景気が陰りを濃くしている。米中貿易戦争などで外需が低迷し、自動車を中心に製造業の不振に歯止めがかからない。14日に速報値が出る2019年4~6月期の国内総生産GDP)は3四半期ぶりに前の期比でマイナスになったとの見方がある。7月以降も底入れの兆しは乏しく、低迷が続けばユーロ圏全体の景気の先行きにも影を落とすことになる。
「世界の自動車生産は弱いままだった。来年も回復は見込めない」。独自動車部品大手コンチネンタルのウォルフガング・シェーファー最高財務責任者CFO)は7日、事業環境の厳しさを投資家らに率直に語った。主力市場の欧州と北米が振るわず、4~6月期の純利益は前年同期より41%減った。人員削減策を労使で話し合っている。
独景気を下押しするのが中核産業の自動車の苦戦だ。中国では新車市場の前年割れが続き、BMWなど独自動車各社の生産と業績を圧迫している。工業大国ドイツは経済の輸出依存度が高く、米中貿易戦争のあおりを受けやすい構造にある。輸出額の上位3カ国に米国、フランス、中国が並ぶ。
7日発表した6月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は、前月比1.5%下がり、市場の予想以上に縮小した。4~6月の平均は1~3月比で1.9%の低下と、4四半期連続の悪化を記録した。オランダINGグループのカルステン・ブルゼスキ氏は「光明がなく壊滅的な結果」と指摘する。
先行きにも黄信号がともる。英IHSマークイットが集計した7月のドイツ製造業景況感指数(PMI)は43.2と、6月の45.0からさらに下がり、12年半ば以来の低さになった。8月1日にはトランプ米大統領が中国に追加関税の第4弾を課す方針を表明した。
ロイター通信は8日、ドイツ政府が景気のテコ入れに向け、気候変動対策の財政出動にあてるための赤字国債発行を検討していると報じた。ユーロ圏経済の約3割を占めるドイツの不振は地域全体を揺さぶり、ECBの政策判断にも影響する。米中摩擦の影響度を探る上でも、ドイツ経済の動きに一段と注意を払う必要が出ている。